借りている部屋の賃貸借契約期間(1~2年が多い)が満了し、その部屋に住み続けようとする際には、原則として契約を更新することになります。
その際に貸主から支払いを求められる費用の事を「更新料」といいます。
◆ 更新料とは、どんな費用なの?
賃貸借契約の更新料について法律には規定がなく、契約を更新する際に、あらかじめ決められた一定額(更新後の新家賃の0.5ヶ月分や1ヶ月分など様々)を、借主から貸主に対して支払うお金の事です。
例えば2年間の賃貸借契約であれば、その部屋に住み続けようとする場合、毎月の賃料とは別にと2年毎に更新料が発生します。
更新料の額について、賃貸借契約書に明記されていて、それにサインをしたうえで入居しているはずですから、「更新料の支払いについての合意がある」ものとみなされます。
法律による規制がなく「契約の自由の原則」が優先されるため、更新のときになって「聞いていない」「払わない」と主張してもなかなか通用しません。
◆ 更新料は、いくらぐらいが相場?
更新料の相場については、これといった決まりはありませんが、2年毎に賃料1ヶ月分の更新料というケースや、1年毎に1ヶ月分、半月分といったケースもあります。
またこれに対して、更新料がない部屋をありますので、入居の際にしっかりと確認しましょう。